Windows Serverバックアップでローカルディスクに保存した時のフォルダ名
ここでは以下の通りとします。
・OSはWindows Server 2022
・バックアップ対象はCドライブ、ベアメタル回復、システム状態
・バックアップ保存先はEドライブ
・バックアップ方法はwbadmin start backupコマンド
保存先のボリュームには「E:\WindowsImageBackup\<コンピュータ名>」のフォルダが作成され、その下に実行した日時のフォルダが作成されます。
その中にはバックアップデータがvhdxファイルやxmlファイルの形式で保存されます。
こんな感じです。(WIN2022がコンピュータ名)
上図はこのコマンドを2回実行した結果です。
C:\Windows\sysrem32\cmd.exe |
wbadmin start backup -backupTarget:E: -include:C: -allCritical -systemState -vssFull -quiet |
1回目のバックアップを実行した時にE:\WindowsImageBackup\WIN2022の下に作成されたフォルダ名は「Backup 2023-08-19 060124」でした。
C:\Windows\sysrem32\cmd.exe |
E:\WindowsImageBackup>dir /s ドライブ E のボリューム ラベルは Backup1 です ボリューム シリアル番号は 003A-6227 です E:\WindowsImageBackup のディレクトリ 2023/08/19 15:01 <DIR> . 2023/08/19 15:12 <DIR> WIN2022 0 個のファイル 0 バイト E:\WindowsImageBackup\WIN2022 のディレクトリ 2023/08/19 15:12 <DIR> . 2023/08/19 15:01 <DIR> .. 2023/08/19 15:11 <DIR> Backup 2023-08-19 060124 2023/08/19 15:11 <DIR> Catalog 2023/08/19 15:12 <DIR> Logs 2023/08/19 15:01 16 MediaId 2023/08/19 15:11 <DIR> SPPMetadataCache 1 個のファイル 16 バイト : : |
2回目のバックアップを実行するとフォルダ名は「Backup 2023-08-19 081731」に変わりました。
C:\Windows\sysrem32\cmd.exe |
E:\WindowsImageBackup>dir /s ドライブ E のボリューム ラベルは Backup1 です ボリューム シリアル番号は 003A-6227 です E:\WindowsImageBackup のディレクトリ 2023/08/19 15:01 <DIR> . 2023/08/19 17:18 <DIR> WIN2022 0 個のファイル 0 バイト E:\WindowsImageBackup\WIN2022 のディレクトリ 2023/08/19 17:18 <DIR> . 2023/08/19 15:01 <DIR> .. 2023/08/19 17:28 <DIR> Backup 2023-08-19 081731 2023/08/19 17:28 <DIR> Catalog 2023/08/19 17:28 <DIR> Logs 2023/08/19 15:01 16 MediaId 2023/08/19 15:11 <DIR> SPPMetadataCache 1 個のファイル 16 バイト : : |
wbadmin get versionsでバックアップの履歴を見てみると
1回目が2023/08/19 15:01 JST開始・・・UTCでは2023/08/19 06:01開始
2回目が2023/08/19 17:17 JST開始・・・UTCでは2023/08/19 08:17開始
C:\Windows\sysrem32\cmd.exe |
C:\>wbadmin get versions wbadmin 1.0 - バックアップ コマンドライン ツール (C) Copyright Microsoft Corporation. All rights reserved. バックアップ時間: 2023/08/19 15:01 バックアップ対象: 固定ディスク ラベル付き E: バージョン識別子: 08/19/2023-06:01 回復可能: ボリューム, ファイル, アプリケーション, ベア メタル回復, システム状態 スナップショット ID: {0b54a2d7-d77e-4e13-a4ba-6725cff9d311} バックアップ時間: 2023/08/19 17:17 バックアップ対象: 固定ディスク ラベル付き E: バージョン識別子: 08/19/2023-08:17 回復可能: ボリューム, ファイル, アプリケーション, ベア メタル回復, システム状態 スナップショット ID: {3cc32db0-f1c9-4c63-a20a-f6a3ee589c3c} C:\> |
このフォルダ名はバックアップ開始時点の「年-月-日 時分秒」のUTCなんですね。
(この図は2回目のバックアップ実行後のバックアップ保存先です)
1回目のバックアップ実行後と2回目のバックアップ実行後のバックアップ保存先のVHDXファイルを比較したのが下表です。
今回の場合、バックアップを2回実行してもVHDXファイルの名前や数は変わりませんでした。
しかし2回目のバックアップを実行すると各VHDXファイルはタイムスタンプが更新され、1つ目のVHDXファイルはサイズが少し大きくなっていました。
2023/08/19 15:12 12,838,764,544 45438d33-b811-4232-b94e-b42f88bac505.vhdx 2023/08/19 15:12 530,579,456 5b3113e6-2d7f-42b4-b9b3-dc1ff3d017d9.vhdx 2023/08/19 15:12 52,428,800 Esp.vhdx |
2023/08/19 17:28 13,042,188,288 45438d33-b811-4232-b94e-b42f88bac505.vhdx 2023/08/19 17:28 530,579,456 5b3113e6-2d7f-42b4-b9b3-dc1ff3d017d9.vhdx 2023/08/19 17:28 52,428,800 Esp.vhdx |
とりあえずこの記事はここまで。