Windows Vista SP1とWindows XP SP3が2008年前半にリリースか
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070831/280870/
・MicrosoftがVista SP1とXP SP3のリリース時期を発表,08年のQ1と上半期:ITpro
いつ頃のリリースかは明言されていないが、
・Windows VistaのSP1が2008年第1四半期
・Windows XPのSP3が2008年上半期
とのこと。
一つ前の日記「Windows XP搭載PCは2008年1月末まで」でも書いたけど、この時期はよろしくないなあ。
2008年2月にはWindows XPプリインストールPCが出荷されなくなるため、望む望まざるにかかわらず各企業はアプリケーションをWindows Vistaに対応させなければならない。
その同じ時期にWindows VistaのSP1ももリリースされるとなると、結局サービスパック無しのWindows Vistaで運用を開始し、その後もう一度Windows VistaのSP1への評価を行う事になってしまう。
だから例えばWindows VistaのSP1が2008年1月リリースで、Windows XPのOEM供給終了が2008年夏か秋頃であれば、企業は最初からWindows VistaのSP1に対する評価の一回で済むのに。
VB5やVB6で開発した、NT4.0時代からのアプリケーションがまだまだ大量に現役で稼動し、そのパソコン台数が何千台何万台も存在する大企業の状況をもう少し理解して製品のリリース計画を立てないと。
やっぱりもう少しがんばらないと、マイクロソフト。
まあWindows XPプリインストールPCの提供終了後も、ダウングレードまたは仮想化してWindows XPを利用するとの結論を出した場合はWindows XPのSP3はありがたい。
Windows XPのSP2がリリースされて既に3年。
やはり個別パッチをまとめたサービスパックの必要性を強く感じる。
この記事は非常に興味深く、参考になり、そして悩んだ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070528/272676/
・「サービス・パック」は役目を終えたのか?:ITpro
既存サービスパックに対して普通にWindows Updateで適用可能なパッチの集合体であっても、定期的にそれをサービスパックとしてリリースして欲しいし、今までマイクロソフトはそれをやっている。
個別パッチを手動で集めて、何十台何百台のサーバにオフラインで適用させるのがどれだけ管理者の負担になるか。
想像すれば容易にわかる事。
しかし現状は各アプリケーションがサービスパックごとに動作確認を行っていて、それが大きな負担になっている事も事実。
汎用機やオフコンのようにパッチ適用がアプリケーションに影響を与えない姿勢を貫けばいいんだろうけど、日々新たなセキュリティ上の脅威が発生して、また急速な時代の変化、ユーザの要望に応えるためには完全な互換性は現実的とは思えないし。
難しい問題だ。