映画「ターミネーター4」
いわずと知れたターミネーターシリーズ。その第4作目がこれ。
本日6月13日が一般劇場公開の初日だが、その公開初日に嫁さんと映画館で見てきました。
一言で言えば凄かった、良かった。
映像、音響ともに迫力満点で十分に楽しめ、満足できる。
T1、T2ではサラ・コナーやジョン・コナーが未来から来た殺人ロボットに追われるサスペンス、T3では将来のじょん・コナーがリーダーになる過程と審判の日が描かれていた。
T4では戦争映画の色合いが濃く、暗く重く、生き抜くことへの執念が描かれる。
CGオンパレードではなく意外にも実写が多い、あるいはCGを感じさせない表現が非常に良かった。
http://eiga.com/movie/53229/critic
・ターミネーター4 : 新作映画評論 - 映画のことならeiga.com
http://www.sonypictures.jp/movies/terminatorsalvation/
・ターミネーター4 - オフィシャルサイト
前作ターミネーター3では主人公のジョン・コナーが核シェルターに入ったまま審判の日を迎えた。
自我に目覚めた軍事コンピュータ「スカイネット」が、全面核戦争を起こした。
その審判の日から10年が経過し、時は2018年。
ジョン・コナーはスカイネットの機械軍と戦う抵抗軍の一部隊を率いるようになっていた。
人類とロボットの激しい戦争が続く世界。
ターミネーター4で描かれる2018年は、まだ1作目のターミネーターよりも前の年代を描いている。
えっと、ジョン・コナーの母親サラ・コナーを殺害するため、スカイネットが未来からターミネーターを送り込んでくる前の年代。
ターミネーター4ではジョン・コナーは、将来自分の父親となるカイル・リースをスカイネットから救出し、彼を抵抗軍の一員にする。
そしてその後、自分の母親サラ・コナーをターミネーターから守るためにカイル・リースを過去に送り込むことになる。
しかしこのようなタイムマシン的な時代を行き来する話は非常にややこしいし、突っ込みどころを探せばいくらでも出てくるが、それはご愛嬌。
T4でも主人公はジョン・コナーだが、存在感でそれを完全に上回ってるのがなぞの男、マーカス・ライト。
審判の日以前に死刑囚だったマーカス・ライトは、死刑執行後にサイバーダイン社への献体の契約書にサインする。
次に目覚めたのは機械軍と抵抗軍が戦争中の2018年。
抵抗軍に加わろうとジョン・コナーを訪れるが、そこでマーカス・ライトは脳と心臓以外はすべてロボットであることが判明し、拘束されてしまう。
マーカス・ライトを演じるサム・ワーシントンの存在感は凄いね。
主役のクリスチャン・ベールよりも目立つし、彼の方ばかりに注目してしまった。
顔も良いし、目がいいね。
ところでターミネーターシリーズと言えば、もちろんアーノルド・シュワルツェネッガー。
T4ではアーノルド・シュワルツェネッガーは出演していないのだと思っていたのだが、まさかあんな形で出ているとはねえ。
驚いたし、出てきたときは笑ってしまったよ。
(写真1)映画館で配っていた映画情報誌のターミネーター4特集
(写真2)映画を見ながら食べたポップコーンの残骸
約2時間の上映の間、ポップコーンを食べていた。
会場で売ってるポップコーンMサイズ350円だが、その巨大さがわかるかな?。
写真はもうほとんど食べつくした後で恐縮だが、横のペットボトルと比べて大きさを感じてください。
T1やT2の未来から来た殺人ロボットに追われるスリルとサスペンスの映画から、T4ではその未来で無数のロボットと休みなく戦う戦争の世界に大きく変わってしまった。
しかしターミネーターが復活し、このT4から新しい3部作で僕たちを楽しませてくれることを考えるととてもうれしくなる。
機械との戦いが思いっきり人間くさい戦争として描かれ、意外だったが面白かった。
名作であるT1やT2の続編とするともっと厳しく見たい気持ちもあるし、時代設定が複雑でわかりにくい事もあるのだが、映画として映画館でお金を払って見ても十分満足して楽しめたので星4つかな。
★★★★☆