Windows Server 2012 R2 / Windows Server 2016でWindows Server バックアップが利用可能な最大ボリュームサイズは16TBまで
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2832199
Windows Sever 2012 において 16 TB 以上のサイズをもつボリュームに対してWindows Server Backup を用いたバックアップを行うと、失敗する
少し時間をかけて検索しても、Windows Server 2012 R2やWindows Server 2016に関する制限の記事は見つからなかったので、試してみました。
結果としては、Windows Server 2012 R2やWindows Server 2016でも、16TBを超えるボリュームのバックアップは出来ませんでした。
検証環境はWindows 8.1 Hyper-V上の仮想マシンです。
(図1)16TBを超えるボリュームをバックアップすると失敗する
20TBのDドライブをバックアップしようとしたら、「16777216 MB を超えるボリュームは保護できません。」のメッセージが出てバックアップに失敗する。
16TBのEドライブはバックアップに成功します。
(図2)検証環境のディスクの管理
ディスク1 - Dドライブ - 20TB - バックアップ失敗
ディスク2 - Eドライブ - 16TB - バックアップ成功
(図3)エクスプローラー
(図4)Windows Server 2016のwinver
今回はWindows Server 2016で試していますが、Windows Server 2012 R2でも同じ結果です。
(図5)検証環境のdiskpart (list volume)
Volume 3 - Dドライブ - 20TB
Volume 4 - Eドライブ - 16TB
(図6)検証環境のdiskpart (volume 3のfilesystem)
Volume 3(20TB)のアロケーションユニットサイズの既定値は8KB
(図7)検証環境のdiskpart (volume 4のfilesystem)
Volume 4(16TB)のアロケーションユニットサイズの既定値は4KB
アロケーションユニットサイズ(クラスタサイズ)には関係なく、ボリュームサイズで16TBが上限のようです。
最近は大きなディスクサイズを扱う事も多いので、十分注意が必要ですね。