2016年1月から古いバージョンのInternet Explorerがサポート終了となります
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20151209_734470.html
MS、2016年1月に古いIEのサポートを終了、最新版への移行を呼び掛け - クラウド Watch
マイクロソフトはInternet Explorer(以下:IE)のサポート期限に関する方針を変更しています。
従来:OSがリリースされた時点で初期搭載されているIEを、OSと同じ期限までサポートする
今後:そのOSでサポートされる最新版のIEのみをサポートする
すると、OSごとにサポートされるIEはこうなります。
Windowsバージョン | Internet Explorerバージョン |
Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 | Internet Explorer 11 |
Windows Server 2012 | Internet Explorer 10 |
Windows 7 / Windows Server 2008 R2 | Internet Explorer 11 |
Windows Vista / Windows Server 2008 | Internet Explorer 9 |
ブラウザの機能や性能の向上は日進月歩ですし、特にセキュリティ対策は重要です。
現在も企業ユースではWindows 7が主流ですが、IE8/IE9/IE10/IE11と4世代に渡って無償でサポートし続けるのは、マイクロソフトにとっても大きな負担でしょう。
利用者にとっても、セキュリティ対策を無視したとしても、古いバージョンのIEを使い続ける事は、デメリットばかりでメリットはありません。(実際にIE8で正しく表示できないWEBサイトは多数あります)
よくある問題は社内システムが古いバージョンのIEだけに対応している点ですが、ここは定期的に新しいIEに対応していくことを織り込んで、社内システムの開発・保守をしていくしかないでしょう。
時代の流れです、素直に受け止めましょう。
私の会社も社内システムのIE11への対応は、ほぼ終わりました。
参考までに、最新版のIEのみをサポートする方針に変更したことは、少なくとも2014年8月には記事になっています。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140808_661611.html
IEへのパッチ提供、最新バージョンだけに限定へ、2016年1月より実施 -INTERNET Watch