今ではUSBは市民権を得て、USBメモリやUSBオーディオなんと言葉がごく日常的に使われるようになった。
従来のRS-232Cのようないわゆるレガシーなインタフェースとは比較にならない便利さ、手軽さを教授してるよね。
USBの規格も1.0、1.1、2.0と進化して、速度的にも十分実用的になった。
僕が会社で使ってるパソコンはちょうど今から1年位前に新しい機種に交換されて、それからはUSB2.0を利用している。
しかし家のパソコンは。。。。
何と今まで1.1だった。
皆さんご存知の通り、USB1.1と2.0ではまるで別次元の転送速度。
USB接続のフラッシュメモリでのデータも持ち歩きや、メモリカードリーダライタでのデジカメの写真の取り込みも日常的になり、ちょっとストレスを感じる今日この頃。
と言うわけで先日やっと、今さらながら某パソコンショップでPCIのUSB2.0ボードを購入しましたよ。
しかも今までサポート面で避けてきた玄人志向ブランドの製品を!
(写真1:玄人志向のUSB2.0ボード「USB2.0V4-LP」)
外部に3ポート、内部に1ポート。
ノーマルとロープロファイルの両方に対応する取り付け金具付き。
税込み1180円と非常にリーズナブルだった。
Windows 2000 Professional SP4ではOS標準のUSBホストコントローラのデバイスドライバで動作した。
(写真2:ミニタワー型ケースに取り付けたところ)
Micro ATXのマザボードなので、PCIスロット4つはフルに使い切ってしまった。
#1:グラフィックボード - ATI All-In-Wonder 128 Pro
#2:PCカードアダプタ - I-Oデータ WN-OP/PCI
#3:サウンドボード - Creative Sound Blaster Live! Basic
#4:USB2.0ボード - 玄人志向 USB2.0V4-LP
ちなみにPCカードアダプタは無線LANカードで使ってる。
まあ小さな筐体にこれだけ入れれば十分でしょう。
(写真3:USB1.1と2.0での速度比較)
USB1.1:マザボードASUS K7V-RMのオンボード
USB2.0:今回取り付けた玄人志向 USB2.0V4-LP
スキャンON:ウィルス対策ソフトを実行中の状態
スキャンOFF:ウィルス対策ソフトのサービスを停止した状態
JPEG:平均303KBのJPEGファイル70個で計20.7MB
EXE:22.0MBのexeファイルを1つ
USBフラッシュメモリ:I-Oデータ EasyDisk Platinum
これで上記のJPEGファイルやEXEファイルを含むフォルダを、xcopyコマンドでUSBメモリからハードディスクにコピーした。
コピー時間をグラフにしているので、バーが短い方が高速。
こうしてみると4倍から8倍の高速化になってるね。
デジカメのJPEG写真ファイルをUSB経由で取り込むことが多いので、これくらい高速化されればかなり効果的だよね。
次は同じ物をもう一つ買ってきて、嫁さんのパソコンにも取り付けるよ。
僕のも嫁さんのもパソコンが古いので、USBなんて背面に2ポートしかない。
これならUSB-HUBを購入するより遥かに高い費用対効果だから。
実はこのファイルコピー時間計測には結構苦労した。
コピーの方向を間違ったり、久々のxcopyコマンドを忘れてたり。
xcopyの結果をログに残す時にコピー開始と終了の時刻を秒単位で入れる方法を忘れていたり。
一度コピーするとWindowsがメモリ上にファイルをキャッシュするため、コピーするたびに再起動したり。
でもその甲斐あって、期待するような結果が得られたので良しとするか。