Backup Exec 11dでリモートエージェントがインストールできない
とあるお客さんのファイルサーバでいつものBackup Execを使った。
構成は、
【ファイルサーバ】
Windows Server 2003 R2, Standard Edition SP2 (32bit)
Symantec Backup Exec 11d, Agent for Windows Systems
Symantec Backup Exec Continuous Protection Agent 11d
【バックアップサーバ】
Windows Server 2003 R2, Standard Edition SP2 (32bit)
Symantec Backup Exec 11d for Windows Servers SP1 (Build 7170)
Symantec Backup Exec Continuous Protection Server 11d
Windows Server 2003 R2にはService Pack 2適用済み
Backup Exec 11dはBuild 7170に対してService Pack 1適用済み
例によってファイルサーバの共有フォルダを、CPSを使ってリアルタイムでバックアップサーバのディスク上に複製する構成。
それとは別に、ベーシックにBackup Execでテープにもフルバックアップ。
CPSについては問題なしで順調に稼動。
バックアップサーバにBackup Exe 11d本体は問題なくインストール完了。
しかしここで何故か、ファイルサーバへのBackup Execのリモートエージェントのプッシュインストールが失敗する。
(写真1)Backup Exec 11dのリモートエージェントをプッシュインストールしている途中で表示されるエラーメッセージ
「同じユーザーによる、サーバーまたは共有リソースへの複数のユーザー名での複数の接続は許可されません。」
(写真2)上記のエラー画面で「次へ」をクリックするとポップアップするメッセージ
「1つ以上のリモートインストールに失敗しました。Remote Agent for Windows SystemsとAdvanced Open File Optionの別のインストール方法については、シマンテック社サポートWebサイト
http://support.veritas.com/docs/286949 を参照してください。」
Active Directory環境ではなく、2台はスタンドアロン(つまりワークグループ)の環境。
インストール、アンインストール、再起動は何度も繰り返した。
2台のサーバでnet useコマンドを使ってどちらも相互に接続していないことも確認している。
うーん、わからん。
お客さんのところはインターネットに接続できない環境だったため、後日会社で調べてみた。
まあ、結果としてはこのサポート情報がドンぴしゃりだった。
http://seer.entsupport.symantec.com/docs/286949.htm
・How to perform a local installation method for the Backup Exec 11d Remote Agent for Windows Servers 32-bit (RAWS) and Advanced Open File Option (AOFO) when a remote installation fails.
残念ながら倭国語のページは見つけられなかった。
翻訳サイトとにらめっこしながら内容を読んでみたが、どうやら何てことはない。
バックアップメディアサーバからリモートサーバへのプッシュインストールではなく、対象のサーバでローカルインストールしなさいってことらしい。
後日お客さんに再度行きました。
ファイルサーバ側でBackup ExecのCDをセットし、ローカルでインストールすればBackup ExecのRemote Agentもあれよあれよとすんなりインストールできた。
再起動後にRemote Agentツールを起動し、バックアップサーバに対して自分を通知・公開する設定を行ったら、まったく問題なくバックアップジョブも作成完了。
手動で「今すぐ実行」してバックアップテストも問題なし。
ああ、結構苦労したんだけどな。
原因はわからないままだけど、気にしません。
動けば問題なし!